青ベタ君の読書日記📖👓

読んだままに綴ってゆきます。

「さよならの儀式」宮部みゆき

  河出書房新車  2019年7月10日

宮部みゆきが描く8編のSF短編集です。

とても読みやすかったです。特に面白かったのは「わたしとワタシ」45歳独身女性の主人公は、ある日実家の前でタイムスリツプしてきた、中学生の頃の自分と出会います。『やっぱり、あたしタイムスリツプしちやってる!』スマホもスタバも知らないワタシ(昔の自分)は色んな事に興味津々。でも未来の自分が結婚もせず、あまりぱつとしない普通のおばさんになっている事にショックを受けます。自分に向かってだから、もう遠慮も何もなく、思ったままをズバズバ言ってしまうところが面白い♪

わたし(現在の自分)は今の生活で充分に満足している、小説と違ってあなたの助けを借りる事は何もないからと、不満そうなワタシを過去へ追い返します。ワタシはわたしのようにはならない、結婚もすると決心して帰って行きます。頑張ってね♪

もし昔のワタシが目の前に現れたら、どんなリアクションをするでしょう?想像すると面白いですね。ワタシはわたしにokを出してくれるでしょうか?

ワタシの場合はまず「白髪が少ない♪!」と感動すると思います。そこかよ!と思われる方も多いと思いますが、たぶん早いうちから白髪染めのお世話になるに違いないと、覚悟していたわたしにとつては嬉しい誤算です♪

皆さんはどうですか?

 

ご紹介本(^o^)/~~

「夏への扉」ロバート・A・ハインライン

             早川書房、2010年1月30日発行

初版本発行は1965年です。私にとってのタイムスリツプ物と言えばこのお話です♪

日本の読者に愛され続けている物語。未読の方はぜひどうぞ(^o^)/~~