青ベタ君の読書日記📖👓

読んだままに綴ってゆきます。

「100日後に死ぬワニ」きくちゆうき

小学館  2020年4月13日

題名通りです。ワニ君の死までの100日間を描いた4コマ漫画です。

参りました。ワニ君がいい子なのです。ラーメンが大好き、仲のいい友達を持ち、バイト先の先輩に片思いもしています。

一年待ちの商品を予約したり、友達とゲームをしたり。特に何もなかった日もあります。ごく普通の誰でも送っていそうな日常が描かれています。友達の後押しで、先輩ともいい雰囲気になってきて、これからという時に!漫画の下に、死までのカウントダウンが毎回書かれています。100日だったら読むのに時間がかかると思っていたら、あつという間に読んでしまいました。出来るなら、このカウントダウンを止めてあげたい。

ワニ君が愛おしいです。多くの人に愛されていたのがわかります。

あなたもぜひどうぞ(;ω;)

 

ご紹介本📕(^_^)v

「ライオンのおやつ」小川糸  ポプラ社  2019年10月7日

人生最後の時を迎える人達が過ごす、瀬戸内海にあるレモン島のホスピス「ライオンの家」。そこへ末期ガンで訪れる海野雫。「享年33歳」自分で呟きます。

彼女の残された時間に、神様はこれでもかというほど、たくさんの素敵なプレゼントを用意してくれていました。

入居者のくじ引きで選ばれ、週に一度全員そろつて味わうその人の思い出のおやつ。徐々に意識が混濁してゆく彼女にとつて、その日をまた一つ迎えられた事自体が、自分が生きて来た日々のカウントになって行くのでした。

作者様の優しさがつまつた、とても素敵なお話です。野暮は言わずにじつくりと小川ワールドに酔いしれましょう。

あなたもぜひ、どうぞ(^_^)v