「太陽はひとりぼっち」(^_^)v鈴木るりか
小学館 2019年10月17日
あの「さよなら、田中さん」の続編♪読まないわけにはいきません(^_^)v
伊坂幸太郎なみの独特なユーモアとテンポで読ませる文章力。これは本当に才能としか言いようがありません♪
同名の古いフランス映画を観た事があります。ひょっとしたら、韻を踏んでる?
母娘2人、貧しくても明るく逞しく生きている主人公、中学生の花実ちやん。今回はもう亡くなったと聞かされていた、おばあちゃんが登場。でもかなりのくせ者です。お母さんとおばあちゃんの微妙~な関係。
前作では謎のままだつたお母さんの過去、主に少女時代が明らかになります。お母さんがまるで自分を罰しているかのような、きつい肉体労働についている訳が、少しだけかいまみえて来ます。
それから大家さんの息子、賢人君が何故ニートになってしまったかも明らかになります。賢人君と花実ちやんの掛け合いは何だかいいですね♪
中学受験に失敗して、キリスト教の学校へ入学させられてしまった三上君も登場。彼のその後も気になってました。今回は何と!彼と花実ちゃんがデートします。三上君が純情で瑞瑞しい事。とても微笑ましい♪彼から見る花実ちやんはとても魅力的♪そして罪作り(^-^)
そして今回のお話のとりは、花実ちやんの担任の変わり者の木戸先生です。彼の意外な悲しい過去。先生にとってのオカルトやパラレルワールドは、心の支えだったのですね。ラストは感動的(^_^)v
本当にこの作者様はどこまで行くのだろう?これから先、どんな世界を見せてくれるのだろう?今、最も楽しみな作家さんの一人です♪
ご紹介本(*^▽^)/★*☆♪
「さよなら、田中さん」鈴木るりか、小学館、 2017年10月16日発行
今回のお勧めは、もうこれしかありません。未読の方は騙されたと思ってぜひ!読んで下さいm(__)m
当時14歳、作者様の衝撃のデビュー作!よくある設定も、この作者様にかかると全く次元の違う物語へと変貌して行きます。特に第1話のミステリー小説顔負けの、つるべ打ちのようなラスト!軽く恐怖さえ覚えました(゜゜;)
あなたもぜひ、どうぞ(^_^)v
余談ですo(*⌒―⌒*)o
この本は本屋大賞にノミネートされて欲しかったです。