「クリスマスを探偵と」伊坂幸太郎
株式会社河出書房新社 2017年10月30日
伊坂幸太郎の絵本!もうそれだけで、お宝を発見したみたいにお得な気分になりますね♪
主人公は探偵のカール。クリスマスイブの日に浮気調査のために、一人の男性がお金持ちの女性の家に入るのを見届けます。
時間を潰すために行った近くの公園で、ベンチで一人本を読んでいる若い男性、サンドラに話しかけられます。
久しぶりに人と話すカールは、貧しかった少年時代、いつも不機嫌な父親、でもクリスマスプレゼントはいつも彼の願った物が届いていた。だから自分は十五になるまでサンタの存在を信じていた事などを語ります。そしてその存在を確かめるために、彼にとっての最後のクリスマスプレゼントは、親ではとても用意出来ないような贅沢品をリクエストした。
そしてその結果は・・・
苦い経験を話すカールに、サンドラはとうてい信じがたい、思いもよらない話を始めます。そしてそこから彼のそれまでの人生の見方が一変しますね。
伊坂さんが大学生の時に書いた、お気に入りの短編小説を書き直して出版した本だそうです。絵本というより挿し絵入りの短編小説といった趣きがあります。
彼らしいひようひようとした文章で語られるサンタの正体。
皆さんへの素敵なクリスマスプレゼントです♪
伊坂さんの熱烈なファンの方で、まだ未読の方は頑張って探してみて下さい。
「少し遅いけど、Merry Christmas!」
ふふふ、この意味は↑「我らが少女A」を読んだ人だけが知っている。
ご紹介本📕(^_^)v
「ぼくを探しに」シェル・シルヴエスタイン