「氷獄」海堂尊
KADOKAWA 2019年7月31日
バチスタシリーズの懐かしい面々、そして驚きのあの人も登場します。
主に前半と後半にお話が別れております。田口先生も白鳥さんもご健全(*´∀`)♪
前半では東城大のオレンジ新棟(小児病棟)、ホスピス棟での出来事が描かれております。
後半は自分の名前「正義」にコンプレツクスを抱く弁護士、日高正義氏が主人公です。30代後半、初仕事はかつて世間に衝撃を与えた事件の被疑者の国選弁護人。保身の願望が無く、弁護を拒んでいた被疑者ですが、別の事件に関する、日高のある提案に興味を示します。そしてそれは被疑者の、検察組織の捜査に対する挑戦へとなってゆくのです。
思いがけない形でこのお話は終わりますが、まだまだ続きがありそうです。
作者様の近年の作品は色んな事象に話が飛び、残念ながら私には少しついてゆきにくい感じがします(^_^;)
でもこの続きも読んでみたいです。
田口先生のいつもの質問『日高先生のお名前は正義だそうですが、その由来を教えて下さい』に挙をつかれる日高。
皆さんは自分の名前についてどう思っていますか?
ご紹介本📕(^_^)v
「チーム・バチスタの栄光」海堂尊 宝島社
2006年2月4日
第4回このミステリーがすごい!大賞
出世欲の無い不定愁訴外来の医師、通称「愚痴外来」の田口と厚生労働省の役人、通称「ロジカルモンスター、火食い鳥」白鳥のコンビが、心臓のバチスタ手術中の3件の死亡事例を調査していくミステリーです。事故?殺人?
面白かったです♪テンポよく進むストーリーと文章。強烈なキヤラクターで皆に嫌われる白鳥と、彼に振り回されながらも、真相に近づく田口先生の役回りもとてもよい。
ラストは爽快(^_^)v『マコリン』『ゴンちゃん』まで一気読みしました♪
作者様のこのお話が一番好きです。
ご興味のある方は、ぜひどうぞ(^o^)/