「大家さんと僕これから」(^_^)v矢部太郎お勧め
新潮社 2019年7月25日
あの大ヒットマンガの続編です。画力、ストーリー、ともにあか抜けて、グッと良くなりました♪
矢部さんと大屋さんのほつこりペアが微笑ましいです。
今回は大屋さんの入院、もうあの家には帰れなくなってしまう事、そして・・
前作でも感じたのですが、これはただのほつこりマンガではなく、結構シュールなお話です。老いて行く事、そして戦争の話が会話の中にしばしば普通に出てくるのがとても印象的でした。大屋さんの子供時代に戦争があった。3月と8月は東京大空襲と終戦の番組があるから好き。という言葉に胸がつまりました。戦争に行き、ずっと苦しみを抱え続けた人を私も知っています。
大袈裟なドラマや映画より、大屋さんのエピソードの方が、戦争の消えない傷を身近に感じます。矢部さん、よくぞきっちりと描いて下さいました。領土を取り返すには戦争しかない、なんて無責任な発言をする議員は大嫌いです。
前作がヒットして来て、だんだん忙しくなっていく矢部さんの様子も読んでいて楽しかったです。手塚治虫文化賞短編賞の受賞の話は、最初はエイプリルフールだと思ったそうです。
話題になる前、偶然二人に出合い、大屋さんから猛烈に矢部さんをプッシュされて引いていた方々、今頃は残念な思いをしているでしようね。
人生は長くて色んな事があるけど、素敵な事もたくさん待ってるわよ。と大屋さんが教えてくれているような素敵なお話です。ラストシーンもとても粋です♪
あなたもぜひ、どうぞ(^o^)/~~
ご紹介本📕(^o^)/~~
「おいピータン‼️」伊藤理佐、講談社、
ワイドkiss全17巻
別作品でこの作者様も手塚治虫文化賞短編賞を受賞されております♪
外見はいけてないけど、中身のある男、大森さんと彼の恋人、渡辺さんの二人を中心に、食と恋を描いた大人のコメディマンガです。女性なら思わず同感してしまう楽しいショートストーリーが満載です♪
あなたもぜひ、どうぞ(^o^)/~~